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剱岳 -点の記- 

Pict0915
(大日岳より剱を望む・・・)

ついに・・とうとう・・・点の記が・・・。
なんとも複雑な気分・・・。

映画化されると聞いたとき、
あぁ、また沢山の人で溢れかえってしまうんだろうな・・・。
と大きなため息をついてしまった。

いつも思うこと、小説の映画化ってどうなんだろう・・・。
表現の方法として「文字」を選んだ人にとって、
自分の作品が映像になる。
「八甲田山 死の彷徨」
も確かによかった・・・でも・・・。
新田次郎さんの山関係の小説(新田さんは山岳小説家と呼ばれるのを嫌ったそう)の
中で最も好きだっただけに、ショックは大きい。


2000年のあの日、なっちはセンターの岩の上でいつも考え事をして、
話しかける隙をちっとも見せてくれなかった。
その目線の先にはいつも「剱」があった。
「剱」を岩をこよなく愛しているなっち・・・。
彼女はクライマーであるが故に大きな問題にぶつかっていた。
「ハーケンを打ち込むとき、剱は痛くないのだろうか?」
打ち込み、壁にしがみつくだび彼女の心は揺れて痛みが増しているようだった。
「でも、剱に触れていたい・・・」
私はクライミングをしたことがなかったし、そのときはまだ剱に登った事さえなかった。
岩々した山が嫌いだったし、花のない山に全く興味がなかった。
ましてや垂直の岩場なんて・・・。
「違うアプローチの方法もあるし、自然保護と自然保全は違うんだよ」
と彼女に色々と熱く語ったが、
あの時の岩のように硬く閉じたなっちには届かなかったように思う。

それから私はなっちをここまで虜にする「剱」に登ってみたくなった。
もちろんノーマルルートだったけれど。
整備された岩の道、あらゆるところに鎖やはしご・・・。
タテバイでは鎖の順番待ち・・・
それでも針の山と言われただけはある。
垂直に切り立った岩壁、一つ踏み間違えれば・・と危険な箇所だらけ。
足が竦んだ所なんてありすぎて覚えていない。
山頂に着いたときには、その達成感からか2年越しだったからか、感極まってしまった。
それからはあの逞しい山容に、いつも目が奪われてしまうようになった。
もちろんなっちの想いが全てわかったわけではないけれど、
気になるアイツになったのは間違いない・・・。

点の記の当時は今みたいないい道具も靴もなくって、
足袋や草鞋に自分の2倍の荷物を背負って道のない、
あの険しい山に行ったというのだから・・・
長次郎さんは凄い・・・いやはや、そんな簡単な言葉では言い尽くせないな。

やっぱり映画、見たい・・・
というか・・剱が見たい・・かっこいいんだろうなぁ・・・。

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コメント

>みかちゃん
嫉妬感!?
わかるな~その気持ち!
あの男らしさにかなう山はなかなかいないわ。
公式HP見たんだけど・・・
げきまぶだったよ・・ちるぎ・・。

>EURIKEさん
おっと・・やっぱり読んでからが良いですよ~。
長次郎さんに惚れること間違いなし!
あっという間に読んでしまった記憶があります。
また読んでみようかな~。

投稿: nono | 2009年6月16日 (火) 14時08分

剱岳 -点の記- は数年前に本を買ってまだ読んでいないので、先に映画を見てしまうかもしれないです。

投稿: EURIKE | 2009年6月14日 (日) 19時47分

うちは勿論みに行くつもりよ~
今回は小説も読んだことだし。
でも、うちもほんと思うのはより多くの人が剱にふみいれる心配はかなりあるよ。
うちにとって、大好きな男性が誰かに奪われるような嫉妬感みたいなのもね…

投稿: 美嘉 | 2009年6月 8日 (月) 00時24分

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